JOTARO SAITO & SANSAI SAITO|MBFWT2015SS

 

クラシックとコンテンポラリーを共有するリアルクローズとしてのキモノスタイル

Designer Profile

京都生まれ。祖父に染色作家の故斉藤才三郎、父に現代キモノ作家の斉藤三才を持ち、近代染色作家の礎を築いてきた家系に生まれる。27歳の最年少でキモノ作家としてデビュー以来、クラシックとコンテンポラリーを共有するスタイルを提案し、現代空間にマッチするとしてのキモノを追求している。現在は「和を楽しむライフスタイル」を提唱し、プロダクトやインテリアまで多方面に才能を発揮している。

生活の中のシーンで着て、その魅力が発揮されてこそ、キモノの価値は認められると信じています。「ひと昔前までは、キモノと言えば、京都のお寺の庭園や茶室といった和の文化から離れられないものでした。しかし、時代は移り変わり、キモノは西洋の文化の中で着られることがほとんどになりました。伝統に縛られ江戸時代と同じ事を繰り返していては、却って現代人にとって異質なものになってしまいます。侘び寂びの文化を重視するのは大切ですが、移り変わって来ている美意識や生活様式にマッチするキモノを創造する努力も必要不可欠です。私は新しい時代の日本の美は何かという事を常に意識しながら仕事をしています。

Designer Profile

染色の本場・京都生まれ。染色家として名高い故斉藤才三郎を父に持ち、その恵まれた環境にあって、色を大切にしながら独自の作風を築き上げた現代キモノ作家の第一人者である。