東京を拠点とするファッションデザイナーが、世界をフィールドに飛躍するためのサポートを目的としたアワード「TOKYO FASHION AWARD」は、今年1月の開催に続き、6月26日から7月1日まで、本事業単独のショールーム「showroom.tokyo」をパリにて開催した。
左から、藤田哲平[sulvam]、有働幸司[FACTOTUM]、山縣良和[writtenafterwards]、DETTO K [D.TT.K] 、柳川荒士 [JOHN LAWRENCE SULLIVAN]、落合宏理[FACETASM] *敬称略
writtenafterwardによるColetteのショーウィンドー
ファッション・ウィークに合わせて世界中のバイヤーやプレスが集まる中、6日間の会期中に100件以上のバイヤーアポイントを実施し、盛況のうちに終了した。
前回と同じ会場ながら展示スペースを約2倍に増やし、各ブランドのブースを広く設定することで、各々のクリエイションと世界観をより色濃くアピールした。初日夜にはカクテルレセプションも行い、約200名の関係者やプレスが来場。
また、6月29日から7月9日まで、第1回受賞デザイナーの1人である山縣良和が手がけるwrittenafterwardsがセレクトショップ Coletteのショーウィンドーを飾っている。
海外審査員であるSarah Andelman氏(Colette ファウンダー 兼 クリエイティブディレクター)が今年1月のshowroom.tokyoを訪れた際、同ブランドのブースに展示されていた「THE SEVEN GODS = 七服神」に感銘を受け、実現したもの。
このほかshowroom.tokyo実施直前の6月22日には、3月に東京で行われた凱旋イベントがきっかけで、ジョルジオ・アルマーニ氏の推薦デザイナーとして落合宏理がミラノで初となるショーを開催し、FACETASMの2016年春夏コレクションを発表している。