今年1月の開催に続き、6日間の会期中に100件以上のバイヤーアポイントを実施したうち、7月8日時点で約23の取引が成約*、引き続き商談中の案件も10以上と、前回を上回る成果を上げた。
日本と海外マーケットの違いやバイヤーからのフィードバックなど、多くの参加ブランドが前回得た経験を着実に生かし、コレクションの構成やプレゼンテーション、サイズ感といった要素に工夫を重ねたことも大きな要因と言える。
*注: 6ブランド合計、同じ取引先で複数のブランド展開がある場合は、ブランドごとに1としてカウント
また、6月22日にミラノでランウェイショーを行ったFACETASM(落合宏理)は、その効果もあって特にイタリアのショップから注目が集まったほか、writtenafterwards(山縣良和)はバイヤーも多く訪れるパリのColetteのショーウィンドーを飾ったことで認知度を上げるなど、本アワード受賞を通じてきっかけを掴んだデザイナー達の活躍も話題となりました。
さらに、sulvam(藤田哲平)が、9月にイタリア・ミラノで行われるテキスタイル展「Milano Unica」から招聘され、合同ショーに参加することが決定。同展がThe Woolmark Companyと共催し、各国の若手デザイナー10名のショーを行う 「On STAGE」イベントに参加します。今年3月、Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO会期中に行われた凱旋イベントでsulvamのショーを見た『Vogue Italia』のシニアエディター・Sara Maino氏の推薦で実現したもので、過去にはMary KatrantzouやVika Gazinskaya、Andrea Pompilioなど、現在のファッションシーンを牽引するデザイナーも選出された注目度の高いイベント。