Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2016 S/S のキービジュアルが完成した。
今回、クリエイティブ&アートディレクション/グラフィックデザインを手掛けたのは、主にオンスクリーンメディアのアートディレクション、デザインの分野で活躍している、デザインファームDELTRO(デルトロ) 坂本政則。
Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2016 S/S Key Visual
Concept
The Difference of Ideas
ファッションデザインしかり、
モノづくりをする人々にとっての「アイディアの根源」は、
その人自身のこれまでの経験の中から生み出されるもの。
目にするモノ、触れるモノ、様々な動植物、人との出会い、場所、体験―。
それらの中から、ある何かに着想を得ることで、
初めて目に見えるモノへの実体化がはじまる。
これらアイディアの根源は、
抽象的でプリミティブな頭の中のイメージの原石にはじまり、
いくつかの工程と要素の組み合わせを経て、
美しく機能する完成体へと削り出されていく。
そこではフォルムの原型があり、マテリアルの質感やディテールがあり、
発想の転換があり、取捨選択が生じる。
まだ見ぬ何ものにも縛られない、無数のアイディアの根源を、
ファッションデザインにおける正当なアプローチとは異なる、
服のようでいて服ではないオブジェクトとして実体化させ、
人との融合を試みる。
現実世界では成立しえない非現実性を存分に加えることで、
想定外の現象が偶発し、また新しい気づきを与える。
ファッションデザインをテーマに、
モノづくりのプロセスで起こりうる様々な事象自体を可視化する。
クルマはファッション同様、自分自身のライフスタイルの象徴であり、
それを映す鏡でもあるという観点から、
ビジュアルシンボルとしての高い存在感を与えるべく、
エクステリア全てにミラーコーティングを施している。
Staff
■CREATIVE & ART DIRECTOR / DESIGNER
坂本 政則(DELTRO)
1972年静岡県生まれ。デザインファームDELTRO代表。アートディレクター/デザイナー。1999年よりフリーランスとして活動を開始し、以後、企業、ファッション、アニメ等様々なジャンルのアートディレクション、デザイン、プログラミングを担当。2009年にテクニカルディレクター/プログラマー村山健と共に株式会社DELTROを設立。デザイン/テクノロジーによる表現を主軸にメディアとフィールドを縦断。物事の本質や感動を伝えるべく活動を続けている。カンヌ国際広告賞、クリオ賞、D&AD賞、One Showなど国内外の広告賞を多数受賞。クライアントワーク/プライベートワーク問わず、オリジナルタイプフェイスの制作を積極的に行っている。代表作として「Intel® The Museum of Me」Webサイト、「Honda Road Movies」アプリ、ファッション/スポーツではUNIQLOやNikeなどのプロモーション、フォント開発では「au INFOBAR iida UI用欧文フォント」、アニメ作品のWebサイトでは「攻殻機動隊SAC」「交響詩篇エウレカセブン」「ギルティクラウン」などがある。
http://deltro.jp/
■PRODUCER
田崎 佑樹(WOW)
松井 康彰(WOW)
■MODEL
松岡 モナ(IMAGE)
■PHOTOGRAPHER / DIRECTOR OF PHOTOGRAPHY
鏑木 穣(SIGNO)
■STYLIST
Yoshi Miyamasu(SIGNO)
■HAIR ARTIST
CHINATSU(SIGNO)
■MAKE-UP ARTIST
耕 万理子(SIGNO)
■VISUAL ART DIRECTOR
大賀 頌太(WOW)
■VISUAL ART DESIGNER
高岸 寛(WOW)
■CG / MOVIE EDIT
WOW
■MUSIC
dajistudio