世界的な不況にも関わらず、グローバルでの急成長によりこのずば抜けた好業績を達成した。アジアパシフィック地域(APAC)では、顕著な成長を遂げ、前年比53%増、アメリカ合衆国では28%増、イタリア本国以外のヨーロッパ・中東・アフリカ地域(EMEA)では24%増、日本は24%増、そしてイタリアは21%増となった。
2015年は2014年の成長率を上回り、前年比15%増の2014年度以上の伸び率で、30%増となりました。過去5年を通して2ケタ成長を続けており、2010年度から5年で2倍以上に売上高伸ばしました。これはフルラが今後も留まることなくさらに成長し続けるということを立証し、ブランド業界において、また全体的な市場においても群を抜いていることを裏付けています。この好成績の勢いは止まらず、既存店ベースでも前年比23%増を成し遂げています。
この上昇傾向の業績は、新たしく誕生したメンズライン、ウィメンズフットウェアライン、そしてデ・リーゴ社との契約のアイウェアが加わることで強化され、達成することができました。さらにライフスタイル展開を充実させるため、2015年にテキスタイル部門でラッティ社と契約し、時計ではモレラートグループ社とのライセンス契約を完了させました。
フルラは2015年に全世界で62店舗もの新しいストアをオープンさせ、店舗拡大を促進し、415店舗まで増やすことに成功しました。特にローマ、ニューヨークの五番街、マドリッド、ロシアのサンクトペテルブルグ、上海と香港のフラッグシップストアは新しいコンセプトストアとして誕生しました。2016年度には、モスクワ、ロンドン、パリ、メルボルン、サイゴン、マカオ、パリのギャラリーラファイエットでのヨーロッパ初のメンズ コーナー出店を予定しています。
フルラは世界100カ国にて展開を広げ、売上シェアはイタリア20%、イタリア以外のヨーロッパ・中東・アフリカで29%、日本23%、APAC19%、アメリカ合衆国で9%となっています。国単体では日本が1位の売上を誇ります。
核となる人気アイテムを保持し、カテゴリーの拡大、そしてマーケティング、コミュニケーション、デジタル戦略への投資を促進します。
■フルライタリア本社CEOエラルド・ポレットのコメント:
「2015年度の素晴らしい売上結果は、私たちのヴィジョン、投資、流通からマーケティング、デザインまでフルラ全体が一丸となって取り組んだすべてが素晴らしい功績だったことを証明しました。私たちは今急成長している新しいカテゴリーの商品からの利益についてもいい結果が出ると考えています。」
日本においてもこの好業績をさらに促進するために、2016年には新規出店、リニューアルを加速させます。 それに伴い、人事制度の改訂を積極的に行います。4月にはストアの契約社員制度を廃止し、正社員化を導入する予定です。雇用の安定を推進し、パフォーマンスやモチベーションの向上、トレーニングシステムの充実化によりより多くブランドへの知識を高めたスペシャリストを増やすことにより、販売力の向上を目指しています。ストアのグレード制度の改訂も行い、業務上の目標がよりクリアに考えやすくなりました。7日間の長期リフレッシュ休暇の導入で充実した休暇システムが増えたことや、育児休業制度では休業期間を延長し、最大3年取得可能にまで変更することにより、女性の社会進出をサポートし、より働きやすい環境を整えます。
売上推移
2015年度:3億3900万ユーロ (+ 30% vs 2014)
2014年度:2億6200万ユーロ (+ 15% vs 2013)
2013年度:2億2800万ユーロ
2012年度:2億1300万ユーロ
2011年度:1億8100万ユーロ
2010年度:1億5000万ユーロ
(5年間で、126%増の売り上げ推移)
売上シェア
イタリア(20%)、イタリア除くEMEA(29%)、日本(23%)、日本除くAPAC(19%)、アメリカ9%
既存店ベース売上推移(昨年対比) 23%増
地域別売上推移(昨年対比)
イタリア(21%増)、イタリア除くEMEA(28%増)、日本(24%増)、日本除くAPAC (53%増)、アメリカ(30%増)
リテール売上比率 64%
展開国数 100カ国
2015年度新規出店数 62店舗(フランチャイズ店含む)
単独店舗数 415店舗(直営店190店舗、フランチャイズ店198店舗、免税店27店舗)
トラベルリテール売上(昨年対比) 36%増
トラベルリテールチャンネル 48か所、195店舗(2014年度は174店舗)
フルラ従業員数 1497名(2014年度1243名、20.4%増)