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このシャンデリアは、英国の建築デザイン集団Squire and Partnersによるデザインを元に、イタリアのMarangoni Designが約660時間をかけて制作したもので、ブルックス ブラザーズのロンドンの店舗のウィンドウを飾っておりましたが、その美しさが認められ、ウィンドウディスプレイ部門のベストアワードを受賞したという作品です。シャンデリアには、中世の騎士の紋章で、1850年からブルックス ブラザーズのブランドのシンボルでもある金色の子羊が約400匹、一つひとつ手作りで象られています。
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ゴールデン フリース(金羊毛)は、ギリシャ神話にも『ドラゴンに守られ数々の英雄が手に入れようとした秘宝』として登場し、15世紀に活躍した「ゴールデン フリース騎士団」のシンボルとなりましたが、その後英国で最高品質の毛織物店のマークとして使用されるようになりました。ブルックス ブラザーズでは、1850年からゴールデン フリースをブランドのシンボルマークとして採用しています。
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また、羊は夢に見ると『幸運を呼び寄せ、願いを成就させる』と言われ、そのジンクスからか、この金色の子羊のシャンデリアは、ロンドンのSNSでも大きな話題となって、多くの人が写真を撮影しにお店を訪れました。
「ゴールデンフリース(金羊毛)のシャンデリア」は、大阪の人たちにどんな夢を見せてくれるでしょうか。
*英国王立建築家協会:(Royal Institute of British Architects 略称RIBA)は英国における建築家の団体。約150年に及ぶ歴史を持ち、優れた建築家に対し賞を授与しています。
特別展示 ゴールデン フリース(金羊毛)のシャンデリア
3月19日(土)~4月10日(日)
大阪市北区梅田2丁目2番22号 ハービスPLAZA ENT B1