H&Mのデザインチームは3世紀分のオートクチュールの中からクリエイションの鍵となるアイテムをピックアップするために、当美術館が所蔵するファッションのアーカイブを深く探求することをしました。その結果、ソウルフルで革新的、そして環境に配慮した唯一無二の、コンテンポラリーかつ芸術的なコレクションが完成しました。このコレクションは国内では、H&M SHIBUYAのみ、世界各地では約180店舗およびオンラインにて、4月7日より発売予定。
「画期的でサステイナブルな素材と、きらびやかなデコレーションに取り組みました。インスピレーション、シェイプ、テクスチャーを意識したこのコレクションは、繊細かつデコラティブなアクセサリーや、アールデコ風ビジューによって完成します。」(H&Mクリエイティブアドバイザー、アン・ソフィー・ヨハンソン)
マキシドレスや絵画調のカフタン、またフェミニンなシェイプのスカートは流れるような、ゆったりとしたシルエットに溢れています。そして、トロンプルイユ(騙し絵)の絵画や彫刻をイメージしたプリント・ドレスが、サプライズをプラスします。深いネックラインの舞踏会風のロング・ドレスはドレープにマーブル・プリントが施され、優雅なドレスにはボッティチェリの絵画に登場する三美神が描かれています。ショート・ドレスやペインター・ブラウスはエフォートレスなエレガントさに溢れ、現在と過去を繋ぐ刺激的で折衷的な世界を創り上げています。
「私が気に入っているコレクションアイテムの一つはギュスターヴ・モローの絵画にインスパイアされた、アシンメトリックなミニドレスです。環境への配慮と、サステイナブルな素材、そして古典絵画へのオマージュが混ざり合っているところが好きです。レッドカーペットでも着用できる仕上がりの、環境に配慮した洋服を手に入れることができるのは素晴らしいと思います。」(Conscious Exclusive Collectionキャンペーンモデル、ジュリア・レストイン・ロイトフェルド)
コレクションではオーガニックシルク、ヘンプ、リサイクルリネン、テンセル(Tencel®)混紡のほか、リサイクルガラスから作られたビーズ、そして古着のデニムから再生された素材で作られたDenimite(デニマイト)など、新しい画期的な素材を採用しています。H&MはDenimite(デニマイト)を使用する初のファッション企業となります。
なお、今シーズンのConscious Exclusiveには初めて3種類のウェディング・ドレスが登場します。エレガントな夢に満ちたドレープラインにデコレーションが施されたドレスは、環境に配慮しながら美しくドレスアップをしたい花嫁にぴったりなアイテムです。
H&MはMusée des Arts Décoratifs(パリ装飾芸術美術館)で開催される「Fashion Forward – ファッションの300年」展のスポンサーを務めます。当展のチーフ・キュレーターはパメラ・ゴルバンです。