ヌズーフ/魂、水、人々の移動|東京国際映画祭2022

戦火のシリア、ダマスカス。爆撃で屋根に大きな穴が開いてしまい、そこに住み続けるか移住するかに悩む家族を14歳の少女の視点から描いた作品。
過去から現在まで、戦火が日常生活となり、周りの住民たちはみんな去っていく。そんな日常生活で、少女は幼児のあどけなさから恋心をいただき、母親、父親を間近にみながら成長していく。
戦禍の中でも音楽や身を着飾ることで、喜びを感じ、残り少ない水の貴重さをうまく表現しているシーンは絶品だ。

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